カンディンスキー-ミュンヘン時代のポスター

ミュンヘン時代とは、ワシリー・カンディンスキーがドイツのミュンヘンで生活し、制作した期間のことである。カンディンスキーはロシアのモスクワで生まれ、1896年にミュンヘンに移り、美術を学びました。当初は具象絵画を中心に制作していたが、次第に抽象的な形態を試みるようになり、やがて抽象芸術の先駆者の一人となった。

ミュンヘン時代、カンディンスキーは、具象的なイメージではなく、抽象的な形態で自分の考えや感情を表現しようとする芸術家グループ「ブルーライダー運動」に参加するようになりました。この時期のカンディンスキーの抽象画「コンポジションVIII」や「小さな世界I」は、鮮やかな色彩と表情豊かな筆致が特徴で、カンディンスキーを抽象芸術運動の中心的存在として確立させたのです。